パンデミック・インフルエンザとは

パンデミック(pandemic)とは、世界的な流行病に対する医学用語で、ある感染症が世界的に流行することを言う。現在の世界は、航空機などの輸送機関の発達によりパンデミックが起こりやすい。近年東南アジア諸国で発生している高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1型によるトリインフルエンザにより、パンデミック・インフルエンザが起こる恐れがあり、WHOが途上国を中心に対策を立てています。厚生労働省は、「過去数十年間にヒトが経験したことがないHAまたはNA亜型のウイルスがヒトの間で伝播して、インフルエンザの流行を起こした時、これを新型インフルエンザウイルスとよぶ。」と定義しています。動物、特に鳥類のインフルエンザ・ウイルスが人間世界に侵入し、その遺伝子に変異を起こしたり、人のインフルエンザ・ウイルスとの間で遺伝子の組み換えを起こしたりして、人の体内で増殖できるようになり、ヒトからヒトへと効率よく感染するようになったものが新型インフルエンザ・ウイルスで、この新型インフルエンザ・ウイルスが人に感染して起こる病気が、新型インフルエンザです。通常の季節性インフルエンザは、毎年冬季に流行するが、パンデミック・インフルエンザは、数十年に一度くらいの頻度で流行する。

パンデミック フェーズ3はアラート期

WHOは、現状は、パンデミックアラート期と発表しています。今のところ、鳥から人に感染する場合が大半で、人から人への感染もインドネシア、パキスタン、カンボジア、ベトナム、中国などで起こっているが、局所的です。現在のH5N1鳥インフルエンザの段階は、WTOの定義によるとフェーズ3、これまでの鳥インフルエンザ(H5N1亜型)の発病者数は349人で死亡者数は216人で(2008年1月11日)、致死率は62%となります。H5N1インフルエンザが突然変異して、人から人への感染を爆発的に引き起こす新型インフルエンザの出現は避けられないとすると、その対策を講じる必要があります。感染力の強い新型インフルエンザだと、感染者がバスの中で咳をするだけで、乗車客全員に感染する可能性があるのです。そうなると、いろいろな社会機能をストップさせなくてはならなくなるわけです。
鳥インフルエンザウイルス(H5N1)に対するワクチンをプレパンデミックワクチンとして製造して、政府は1000万人分を備蓄しています。しかし、新型インフルエンザウイルスに対する感染防止の効果は未知数です。効果の高いパンデミックワクチンは、新型インフルエンザウイルスが発生してからでないと製造できません。

新型インフルエンザ対策は?

現状ではプレパンデミックワクチンに頼らざる得ないのに、1000万人分しか備蓄していないので、接種を受けられる人は限られ、それは、新型インフルエンザワクチン接種に関するガイドラインによると、医療事業者やライフライン従業者になります。それに、備蓄してあるプレパンデミックワクチンの原液を接種可能な状態にするまでに、2ヶ月近くかかるらしいのです。病院が発病者を受け入れることができるかという問題も生じます。NHKドラマでも描かれたように、大流行すると病院は、大パニックに陥り、新型インフルエンザ患者の診察を嫌がって逃げ出す医師が出ることでしょう。NHKが紹介していたある区のアンケートによると、半分以上の医者が新型新型インフルエンザ患者の診察を避けたいと答えました。新型インフルエンザの発生に備え、京都府と京都市が府内120の医療機関に患者の受け入れを要請したところ、三分の一に当たる病院が、拒否か態度保留したとも報じられました。
感染力の強い新型インフルエンザが流行したら、自宅に引きこもるほかなくなります。NHKドラマのように、パンデミックインフルエンザがまん延し始めると、ピークを過ぎるのに2ヶ月以上はかかるようです。食料や日用品などを備蓄をしておかなくてはならないし、外出に備えて、ゴーグルとインフルエンザ用マスクも用意しなければならないと思います。

インフルエンザ用ゴーグルとマスクを用意しましょう!



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